デジタル遺品

デジタル遺品とはどんなもので、現代では知っておく必要があります。

デジタル遺品巡るドラマ「dele」

死後に不都合なデジタル記録をすべて抹消する仕事を請け負うという、坂上圭司と真柴祐太郎の姿が描かれるドラマ「dele」が、7月よりテレビ朝日系にて放送されるのだそうです。


このドラマ「dele」は、死者が残したデジタル遺品にスポットを当てる作品となっているのだそうで、これまでもなにかと話題になっていたデジタル遺品ですが、とうとうドラマになるようなところまで認知され始めてきましたね。


主演の山田孝之さんは、デジタル遺品を題材にするということと共演するのが菅田将暉さんということで、このオファーを受けたようで、「誰もが気にかけているデジタル遺品ですが、現在その解決策があるとするならば、“信頼できる人間に頼む”という、実にアナログな方法くらいしか思い浮かびません。しかしその現実を知らせることは、とても意義のあることだと考えます。」とコメントされています。


山田孝之さん、菅田将暉さん、ともに異色かつ、雰囲気のある役者さんですので、どのようなドラマが展開されるのか、とても楽しみですね。


デジタル遺品の把握

自分だけではなく遺族のためにも、いまのうちからデジタル遺品と正しく向き合っておかなければなりません。
そのために、まずは現状を把握しておきましょう。


パソコンやスマホ、タブレットなどの情報端末には、パスワードが設定されています。
まずはそれらの情報端末にログインするための「パスワード」をしっかりと確認し、メモなどに残しておきましょう。
現在「パスワード」はあらゆるインターネットサービスで利用されていて、管理するのが大変になってきています。
自分でも把握しきれていないのであれば、遺族であれば、なおさら把握できません。
簡易的でもいいのでメモなどに残しておき、保管しておきましょう。


また、情報端末のパスワードだけではなく、次にオンラインでの資産に目を向け、しっかりと管理しましょう。
オンラインサービスには、ネット銀行やFX・株などのサービス利用のための、IDやパスワードがあるでしょうし、ソーシャルネットワークサービスへのログイン情報も、すべて洗い出しておくべきです。
特に、頻繁に利用しているメールアドレスの情報は、しっかりとメモをとっておくべきです。


金融資産となるネット銀行やFXなどは、業者からのメールによってその存在を知ったというようなことが多いようですし、最近の流れとしては、配達物はなく、メールアドレスへの連絡だけというサービスも増えてきています。


また、一番怖いのは「月額有料サービス」を利用している場合で、亡くなってからも請求が続いているというような話は珍しいものではありません。
解約したくても、どうすればいいのかわからず、そのまま放置してしまうなんてことにもなりかねません。





デジタル遺品とは

近頃では、「遺品整理」「ゴミ屋敷」という言葉がよく聞かれるようになり、はては「生前整理」なる言葉までが認知され始めるようになりました。


またこれらの言葉が登場してくると同時に「デジタル遺品」という言葉も登場し、各個人が「死」というものを身近に考えされられるようになりました。


しかし、この「デジタル遺品」なんとなくわかるようでわからない言葉ですよね?


一般的には「デジタルなのだから、パソコンやスマホのことで、これらを処分すれば問題なし」などと思われているようですが、実はこれが曲者で、「デジタル遺品」はきちんと処理しなければ、後に残された遺族が大変困ってしまうようなものなのです。


そもそも「デジタル遺品」は、先程のパソコンやスマートフォンといった情報端末に残されている写真や書類などのことで、これにはインターネットサービスで作成したアカウントやIDなども含まれます。
(もちろんこの中には、インターネットバンクなどの情報も)


とはいえ、じつはこの「デジタル遺品」は、明確な定義がなく、どこからどこまでが「デジタル遺品」なのか曖昧なところがあります。


例えば、先程のパソコンやスマートフォンの端末などは、家具や家電と同じように「動産」だとも言えますし、その端末を利用して「デジタルデータ」を作ったり、アクセスするのだから、「デジタル遺品」だということもできます。


「まぁ、そんなのどっちでもいいじゃん」なんて思われるかも知れませんが、「デジタル遺品」の最もやっかいなところは、「本人以外にはわからない」というところにあります。


パソコンやスマホであれば、目に見えるものですのではっきりと「故人遺品」だということはわかりますが、例えば、スマホをパスワードでロックしていた場合、そのロックの外し方は本人にしかわかりませんし、それがわからなければスマホの中身にすらアクセスすることはできません。


そして、スマホにアクセスできないということは、故人がどのようなサービスを使用していたのかさえもわかりませんし、そこにログインするパスワードだって、調べようがありません。


まぁ、従来の遺品においても、どこの書類があるのかわからないなんてこともありましたが、大抵の場合、送られてくるハガキや催促状などを見ることによって、故人がどのようなサービスを利用していたのかを把握することができますが、デジタル遺品となると、先方からの連絡がメールアドレスだったりすると、もう調べることはできません。


1番怖いのは、月々の定額サービスに入っていて、それをクレジットカードで支払っている場合で、放置しておくと月ごとにサービス代金を引き落とされることになります。


これが、また本人の隠しクレジット口座であった場合は、もうどうしようもありませんよね。


とにかくデジタルで作られた「デジタル遺品」は簡単に作成できるけれど、あまりに個人的なものですので、残された遺族では全てを把握することが難しいものだと言えます。