デジタル遺品

デジタル遺品とはどんなもので、現代では知っておく必要があります。

第1回 デジタル遺品セミナー&データ復旧見学会

デジタルデータソリューション株式会社、一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシー、日本デジタル終活協会の3社は合同で「第1回 デジタル遺品セミナー&データ復旧見学会」を開催したようです。


今回の「第1回 デジタル遺品セミナー&データ復旧見学会」は、「デジタル遺品」の正しい取り扱い方の調査・ノウハウの発信を行う「一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシー」と「デジタル遺品」の概念の啓蒙・普及活動を行う「日本デジタル終活協会」との3社合同で開催され、当日はルクシーの代表理事である古田氏より「デジタル遺品」の問題点や「デジタル遺品」の時間経過ごとに注意すべきポイント・発生し得る問題などが説明され、日本デジタル終活協会の伊勢田理事からは主に「デジタル遺品のスムーズな相続方法」について、オンラインデータ・オフラインデータなど、遺品のパターン別に紹介、具体的に発生し得る遺族対応に具体的な事例を交えながらの説明があったようです。


そして、最後に「デジタル遺品」の復旧現場であるデータ復旧ラボを実際に見学できたようで、今後もデジタル遺品の普及に向けて、第2回・第3回の開催が予定されているようです。


近年、故人のスマートフォンやインターネット上に残された「デジタル遺品」に関する依頼が急増しているのだそうですが、具体的に「デジタル遺品」の基本的な知識を知らないまま依頼されるケースも多いようで、複雑で新たな領域だからこそ正しい情報を伝えていく必要があると考えられているようです。


まだまだ広く認知されていない分野ですので、今後も広く認知されるように頑張って欲しいものですね。

デジタル遺品巡るドラマ「dele」

死後に不都合なデジタル記録をすべて抹消する仕事を請け負うという、坂上圭司と真柴祐太郎の姿が描かれるドラマ「dele」が、7月よりテレビ朝日系にて放送されるのだそうです。


このドラマ「dele」は、死者が残したデジタル遺品にスポットを当てる作品となっているのだそうで、これまでもなにかと話題になっていたデジタル遺品ですが、とうとうドラマになるようなところまで認知され始めてきましたね。


主演の山田孝之さんは、デジタル遺品を題材にするということと共演するのが菅田将暉さんということで、このオファーを受けたようで、「誰もが気にかけているデジタル遺品ですが、現在その解決策があるとするならば、“信頼できる人間に頼む”という、実にアナログな方法くらいしか思い浮かびません。しかしその現実を知らせることは、とても意義のあることだと考えます。」とコメントされています。


山田孝之さん、菅田将暉さん、ともに異色かつ、雰囲気のある役者さんですので、どのようなドラマが展開されるのか、とても楽しみですね。


デジタル遺品の把握

自分だけではなく遺族のためにも、いまのうちからデジタル遺品と正しく向き合っておかなければなりません。
そのために、まずは現状を把握しておきましょう。


パソコンやスマホ、タブレットなどの情報端末には、パスワードが設定されています。
まずはそれらの情報端末にログインするための「パスワード」をしっかりと確認し、メモなどに残しておきましょう。
現在「パスワード」はあらゆるインターネットサービスで利用されていて、管理するのが大変になってきています。
自分でも把握しきれていないのであれば、遺族であれば、なおさら把握できません。
簡易的でもいいのでメモなどに残しておき、保管しておきましょう。


また、情報端末のパスワードだけではなく、次にオンラインでの資産に目を向け、しっかりと管理しましょう。
オンラインサービスには、ネット銀行やFX・株などのサービス利用のための、IDやパスワードがあるでしょうし、ソーシャルネットワークサービスへのログイン情報も、すべて洗い出しておくべきです。
特に、頻繁に利用しているメールアドレスの情報は、しっかりとメモをとっておくべきです。


金融資産となるネット銀行やFXなどは、業者からのメールによってその存在を知ったというようなことが多いようですし、最近の流れとしては、配達物はなく、メールアドレスへの連絡だけというサービスも増えてきています。


また、一番怖いのは「月額有料サービス」を利用している場合で、亡くなってからも請求が続いているというような話は珍しいものではありません。
解約したくても、どうすればいいのかわからず、そのまま放置してしまうなんてことにもなりかねません。